太古から受け継がれる野生の原種群、澄み渡る至高のクリーンカップ
エチオピア イルガチェフェG1 コンガ村 ウォッシュド精製
■ 人工的な品種改良とは一線を画す、原種が秘めた多元的なフレーバーを澄み切ったウォッシュド精製で。
近年、世界の多くの生産地では効率や耐病性を求めた品種選別が進んでいますが、このエチオピア・コンガ村のコーヒーの魅力は真逆にあります。何世紀もの間この地に自生してきた数千種におよぶ野生の原種群(エチオピア在来種)が生み出す「遺伝的な多元性」こそが、単一品種には真似のできない複雑で繊細なフレーバーの根源です。
この豆は、その太古からの豊かなポテンシャルを清らかな水で磨き上げた「ウォッシュド精製(水洗式)」。BONCOFFEEおなじみの中深煎りで、成分が完全に甘味と旨味に昇華するポイントで窯出しすると、雑味のないクリスタルのような透明感とともに、シトラスを思わせる高貴な香りと幾重にも折り重なる重厚な旨味をもったコーヒー豆となります。
■ 1. 伝統的な庭先栽培「ガーデン・コーヒー」
コンガ村周辺の山間部に暮らす小規模農家(Smallholders)が、自宅の敷地や庭先で大きなシェードツリー(日よけ木)の木陰でコーヒーを混作する「ガーデン・コーヒー」という伝統的な環境で育んだものです。
収穫期には手摘みで真っ赤な完熟チェリーのみが丁寧に選別され、朝摘みされたフレッシュなチェリーがその日のうちに村のウォッシングステーション(水洗精製所)へと大切に持ち込まれます。
■ 2. 鉄分豊富な赤土と超高標高が生むテロワール
標高1,800m〜2,200mに達する超高標高帯と、深く肥沃な赤褐色火山性土壌。激しい昼夜の寒暖差によってチェリーはじっくりと成熟し、種子の中に豊かな糖度と酸味の素が凝縮されていきます。
ウォッシュド精製にすることで土壌由来の骨格のしっかりとしたボディ感と寒暖差が生む明るい酸味がダイレクトに表現され、非常に解像度の高いエレガントな味わいに仕上がります。
■ 3. 水で磨き上げる「ウォッシュド精製」と水洗工程
持ち込まれた完熟チェリーは、厳密な選別を経て、果肉と種子を分離・洗浄する水洗処理工程へと進みます。
- 果肉除去(パルピング):パルパー機を用いてチェリーの果肉をていねいに取り除きます。
- 発酵槽での分解(Fermentation):発酵槽に溜めた水に漬け、種子の周りにある粘液質(ミューシレージ)を約12〜36時間かけて自然分解・除去します。
- 水洗チャネルでの精密選別:豊富な綺麗な水を用いた水洗溝(水洗チャネル)を流しながらキレイに洗い流します。この際、比重によって未熟豆や密度の低い豆を浮き上がらせて排除し、ズッシリと重い完熟パーチメントのみを厳選します。
- アフリカンベッドでの天日乾燥:水洗されたパーチメントは風通しの良い高床式網棚(アフリカンベッド)に広げられ、12〜15日間かけて天日乾燥されます。日中の遮光シートや夜間の雨よけ、頻繁な手選別により最高クオリティが保たれます。
■ 4. 地域社会・農家とのパートナーシップ
コンガ村の精製所や協同組合(Y.C.F.C.U.等)は地域を支える拠点です。G1などの高品質ロットに対する二次プレミアムの支払いや、小学校の改修、道路整備、安全な水資源の確保など、地域インフラの発展へ還元されています。






