Loma La Gloria農園のご紹介
生産農園である「Loma La Gloria農園」は、エル・サルバドル西部に位置するケサルテペケ渓谷を見下ろすサンサルバドル火山の斜面にあります。
火山性の土壌、涼しい夜の気候、暖かな太陽、コーヒーを守るシェードツリー、そして穏やかな雨。
恵まれた環境の下で、高品質なコーヒーが育まれています。
「Loma La Gloria農園」では、ブルボン種とパカマラ種のみを栽培しており、特に希少なパカマラ種はそのうちの2%を占めます。
パカマラ種は20世紀後半にエルサルバドルで生まれ、全世界でも生産量が極めて少なく、全体の1%未満しか流通していません。
この希少なコーヒーは、自社のWet&Dryミルで丁寧に精選されます。
シェードツリーによって持続可能性と生物多様性にも配慮しており、環境保全とともにコーヒーの品質維持にも貢献しています。
精製方法:レッドハニー
レッドハニーとは、コーヒーチェリーを収穫後に果肉を除去し、粘液質(ミューシレージ)をある程度残したまま乾燥させる精製方法です。
この製法により、コーヒー豆に甘さやフルーティーさ、独特の風味が引き出されます。
- レッドハニー製法: 粘液質を50%程度残して乾燥
- ミューシレージの残し具合: 色の違いにより名称が変わり、50%前後がレッドハニー
- 風味: 甘さ・フルーティーさ・独特な味わい
- 呼び名の由来: 粘液質を「ハニー」と呼ぶことからハニープロセスとも呼ばれます
- バリエーション: ブラックハニー・イエローハニー・ホワイトハニーなど
基本情報
原産国 | エルサルバドル |
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生産地域 | エルボケロン / ケサルテペケ谷 |
生産者(農園) | Loma La Gloria農園 |
クロップ | 2023-2024 |
規格 | SHG(Strictly High Grown) |
品種 | パカマラ |
精製方法 | レッドハニー |
乾燥方法 | アフリカンベッドとパティオで天日乾燥 |
標高 | 1450〜1600m |
収穫時期 | 12月〜3月 |
乾燥方法の解説
アフリカンベッド: 木製の棚に金属製の網を張り、テーブル状にして通気性良く乾燥。主に東アフリカで普及。
パティオ: 平らな土地にコンクリートを敷き、その上で天日乾燥。コンクリートと天日の熱で効率的に乾燥。